東京メトロ 南北線9000系

営団地下鉄(当時)南北線は、ATO(Automatic Train Operation;自動列車運転装置)によるワンマン運転と一体型ホームドアといった新機軸を導入した地下鉄路線で、2023年の新横浜線開業に伴い東急側の直通運用範囲は新横浜駅まで伸びている。

撮影地 東急目黒線 奥沢〜田園調布間

東京メトロが営団から継承した南北線用車両は9000系のみ。赤羽岩淵〜駒込間開業当初は4両だったが、四ツ谷延伸にあわせて6両編成に増結された。南北線の駅のホームは8両編成対応で、新横浜開業後東急車と相鉄車は8両編成で乗り入れているがメトロ車は現時点でも大半が6両編成のままだ。

撮影地 東急目黒線 奥沢〜田園調布間

初期導入された8編成は更新工事を受けた。ラインカラー帯は曲線的になり、前面に排障器が追加されたほか足回りも更新。内装も手を入れて、LEDスクロール表示器がLCDに交換されている。なお今回更新対象外となった15編成は将来的な8両編成化が予定されているようで、9109Fが最初に8両化・更新施工されている。今後も同様のタイミングで増結と更新工事を施工するのかもしれない。相鉄対応も進めるのかどうか気になるところだ。