800形は元西武鉄道401系。二両編成3ドアで吊り掛け式の足回りを備えた電車で、西武線から引退後は多数が近江鉄道に譲渡された。
譲渡当時の近江鉄道線では20メートル車体をそのまま運行できない可能性があったため、妻面の底部を"面取り"している。前面を改造しなかった一部編成は前面も切り取られている。
前面未改造の編成は822編成のみが残存する。近江鉄道120周年を記念して、西武線の"赤電"塗装を復刻した。401系が空調機器を装備したり台車を交換する前の411系だったころは赤電塗装なので、復刻と言って差し支えないと思う。