近鉄 2600系&2800系 L/Cカー改造編成

今は関東私鉄の通勤型電車でもよく見るようになった、ロングシートとクロスシートの切り替え機構付座席を本格採用したのは近鉄だ。関東の後発組と異なり、指定席料金の類は一貫して不要なのも近鉄の特徴。

撮影地 近鉄名古屋線 津〜津新町間(吉田山橋)

まずトイレ付4両の2600系2621編成が先行改造された。ドア間はクロスシート形態なら二人掛け三列、ロングシートならそのまま六人掛けとなる。写真前4両がその2611編成。

撮影地 近鉄名古屋線 伊勢朝日〜川越富洲原間(川越富洲原8号踏切)

2621編成の結果を受けて、翌年2600系2本と2800系3本がL/Cカーに改造された。前面窓下の小さなエンブレムがL/Cカー改造車の証だ。また2800系は改造に併せてトイレを設置している。

これらL/C改造編成は主に名駅〜伊勢方面を結ぶ中長距離急行列車に使われている。名駅方に2両編成を連結した6両での運行が多い。